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20th Anniversary Signet ring for MISANGA intl.

札幌を拠点にするArch、そしてAnatomica,Parabootsの札幌店、近年は東京にArch、レディスのgenre...と快進撃をつづけるミサンガインターナショナル社の20周年のリングを企画いたしました。KLASICAの最も長い取引先の1社でもあり、感慨深いものがあります。 1920年代の簡素なトレンチリングをもとに (トレンチリングに関しては検索してみてください)シグネットリングに近づけていきました。小さくなく大きくもなく、かつ存在感はある、そんなバランスを図るためにコンマmmで調整する原型師との打ち合わせ結構な回数にのぼります。シグネットとしてのモチーフはARCHとの関連深いフレンチミリタリーのグレナードモチーフを採用しています。フレンチビンテージのボタンやエンブロイダリーなどでお見かけしたことが多いのではないでしょうか? 仕上げは2種類。 デッドストックのようなマットな仕上げにはゴールドコートの2トーン。 ユーズド仕上げは墨入れ後に1点ずつクラックを加える仕上げ。同じように見えて同じものは二つありません。 思えばリングというものは何かの”記念”を表すシーンが多いかもしれません。