Monthly Archives: 5月 2020

お知らせ

インスタグラムをご覧いただいている方はご存知と思いますが、 今回のコロナウィルスの影響で休業していたklasica-shopの アポイント制でのテスト営業をします。 開店時間 金曜から月曜、15時-21時 アポイントは当日でもお受けいたします。 instagram DM (klasica_shop)、開店時間内であればお電話でも。 ご来店のお客様にいくつかご協力のお願いです。 ご来店の際、必ずマスクの着用をお願いしております。 お持ちでない方は、こちらでご用意しておりますのでお声がけください。スタッフもマスクを着用しております。 ・ドア入り口にて、消毒用アルコールをご用意しております。入店、退店の際は必ずご利用いただき手指の消毒をお願いいたします。 ・営業中は換気のため、ドアと窓を開放しています。 都度、消毒を行います。 ・基本的に一人ずつのご入店となります。 と、不便この上ないのですが、ご迷惑おかけしつつも感染拡大防止のためご理解、ご協力をお願いします。 このコロナウィルスは、スイッチの切替のようにパタッと止まるものではないように見えます。共生していかなければならないかもしれず、少し世界が変わるのかもしれません。 ここ日本では、愚策の続く政府やそこを突っ込まないメディアには心が折れそうになります。今は社会が停止しかけていますが、かならず再始動すると信じています。

TRIPPEN / KLASICA vol.2

今回はモデルの紹介を。 ベースのソールとして CUP というシリーズを選びました。 パリでの個展の際にTRIPPEN PARISで買った一足でしたが、素足へのFITのよさと軽さ、シャンク部の安定感などに驚かされ、その翌日からすぐに履き始めました。 今回の企画のリリースはTRIPPEN 熊本店の2周年の3月だったのでベストかも、とこの点は迷いなく。 「デイリーに履くことができ、スニーカーよりもシャープに美しく、長く歩けてしまうブラックシューズ」 「旅行中にスニーカーのようにはける感覚に加え、仕事後のオフの時間にラクにかつサボって見えず、軽めのレストランなら入れる。」  どちらのデザインも自分の思うサブ/メイン両方の魅力を備えたモノになったと思います。 KLAS ベルクロで固定するノーレースのモデル。 ステッチの捨て寸を多くとったレイヤーと鋭角をイメージの基調にとったもの。クラシックなサッカーシューズ、またはロードバイクのビンディングシューズなどからイメージが原点にあります。 ゆっくり歩く速度イメージから、早歩きくらいのペースへとデザインからスピード感を生み出せないか、と思ったモデルです。 SICA バルモラル的なレースアップシュー。レギュラーよりも足首上部までアッパーに囲まれるようにして、足の寸を美しく見えるように調整。 こちらもステッチからの捨て寸を多くとってレイヤーを意識しました。 これはアーカイブの”ARMOR”シリーズから着想しているもの。 内側から外側へ一周するステッチは、当初ブローグのようにパンチングホールをあけるつもりだったところ、Berlinからの提案でした。トゥのシェルを固定するストラップのようにも映り、この一足の特徴にもなっています。 こちらも鋭角を何箇所か使って「スッ」とした印象になっています。

TRIPPEN / KLASICA

洋服が続いたのでちょっと気分を変えて。 trippen x klasica のモデルが生まれた背景の話を。 こちらはもともと、trippen 熊本店のオープン二周年企画から始まったモデル。ここはKLASICAのディーラーであるre;li を運営する会社がスタートしたストア。いつだったか熊本にしかないモデルを取り扱いレーベルと組んでパターン別注の企画できたら面白いかもね、という雑談がきっかけでした。 少し経った時に第一弾はKLASICAから、とうれしいお声がけをいただき、さて…と考え始めた時に浮かんだのは、trippen Paris店でした。 ここは内装がミニマルでかっこいい。trippenの日本のイメージはナチュラル色が強め(と感じていた)ので、このシャープさを伝えられないだろうか?と思い始めて、trippenのアーカイブを眺めているウチに徐々にカタチが浮かんできて、結局そのモデルをプレゼンすることにした。全部で6デッサンあったかな。この時点で「別注」から離れて「別モデル」の製作に舵取りが変わってきました。 Berlinのtrippenからはカタチになりそうだと、すぐにサンプル製作に取り掛かってもらえました。サンプルが仕上がった時にはBerlinサイドでもワールドマーケットで取扱うことが決まり、うれしいニュースでした。 こんな機会をいただき、そして意外すぎるほどスムーズに企画が進んだのも 日本代理店カネマン社 trippen担当のナカムラ氏、 trippen Kumamotoのフジカワ氏、 trippen Berlin 代表のMr.Michael すべては3者の深い理解力に助けられたもの。ここで改めて感謝いたします。もう退社してしまったのですがtrippen Parisの元店長 Madame Tamaにもこのきっかけを生み出していただいたと信じています。 長くなるので、モデルの話はまた次回に。

20SS DOUBLE BOILED COTTON

100/2 の強撚糸のボイルを二重組織で仕上げたもの。高度な織機から生まれるこの素材は強撚糸のシャリ感とボイルのたわみが体に沿う不思議な着心地です。触ると、ナイロン糸やポリエステルのように錯覚するタッチですが、コットン100%。何かと予想の裏をいくマテリアルです。ドライタッチなので、これからの汗をかく時期にもおすすめです。  美しく流れるドレープは、カジュアルなモデルにもどこか上品に見えるように感じるのは自分だけでしょうか?笑  配色はブラックとオリーブ。どちらも深い発色です。褪色するコットン100%よりも何段階も深い発色です。  シャツを中心に構成しましたが、このアウターがあってもよかったなと展示会中に気づきました。それはまたどこかの機会で…。 こちらはKLASICAの立ち上げ当時からリメイクしたり何かとディテールの参考にしているU.S ミリタリーの60′s 通称ガスプロテクトシャツ をポケットの追加やボタンの変更、荒い原型パターンを整えたりと、当時の姿を残しつつ現代的にアップデートしたもの。肌からの距離感も今の気分と合いそうな..。街でももちろんですが、夏のアウトドア時に少しひんやりとしてきたときにも活躍するはずです。(SH-036wv) 続いてシャツをもう1モデル。 ここ数シーズン続くオーバーサイズドの流れに沿ったsh-034。これはたぶん何にでも合うのでは?(とコーディネート提案を投げ出してるようなコメントですね..)かなりマルチな相性を持っていると思います。 背中にかなり深くインバーテッドプリーツをいれてボリュームを生んでいるので、体感しているほどのオーバーサイズに見えてこないのもデザインのキモになっています。5分袖からロールアップして半袖になる二通りのバランスはパンツのボリュームと合わせて、楽しんでいただければと思います。  身頃に合わせて、両胸のポケットもけっこう大きいですよ。 “gerald”と呼んでいるパワーデザイン系のサルエルから派生したショーツ。 ドレーピーな生地感と膝丈設定のデザインがピタリとはまった、と自賛の一本です。深めのライズはノンストレスな履き心地です。長めのコットンコードはベルトとしても、またはベルトを使用して垂らすアクセサリーとしての使い方も提案したいディテールです。可動域を与えるためガゼット構造で内股を製作しています。とろりとリラックスしたショーツ、おススメです。  裏話。このベルトの使い方、実は古い国鉄(現在のJR)の作業着からいただいています。ナッパ服とサえないあだ名をつけられていたのですが、ここ数年人気が出てきましたね。トップスもジャパンヴィンテージとしていいデザインです。 サマードレスo/p の一点。旅行の際に一着あっても便利なものにしたいと装飾を抑えたシンプルなデザインにしました。 ラウンドネックとタックのボリューム感でベーシックさは残していますが、 首から腰までと足元の深いスリットにセクシーさを織り交ぜています。 多めのタックは生地と肌の接触を減らして、涼しさを生み出します。

20SS SLAB CLOTH COTTON SERIES

スペック染糸とスラブ糸で織り上げたコットン織物の「原初」的なルックスのマテリアルです。スペック染めは国内では新潟県が有名な産地。もちろんこの生地も新潟生まれです。  打ち込み密度を軽減して、やや太番のコットンの膨らみを存分に楽しんでいただけます。つるりとした肌触りと凹凸のある手触りが魅力のC100%シリーズ。  ダブルフィニッシュのリネンとは全く違った魅力をもつ素材なので、両方に存在するモデルが中心となってきます。もうここは好みで選ぶ、としか言えないかも。  一つ言えるのは、今季のリネンはハリのあるしっかり感(染めて目も詰まってる状態から始まる)に対してこのコットンは体の動きに沿った自然な伸縮性があります。    杢調のグレージュと褪せたカーボンの2col.あります。どちらもややマイルドな質感なので、全体的に柔らかめの素材でまとめていただくと相性がいいと思います。カットソーのパンツ合わせてみてもいいかもしれませんね。  アイテムとしてはもちろんですが、このマテリアルはセットアップにするとかなりパワーアップしたルックスになります。セットアップを試すことができる時はぜひ。良いですよ。 リネンとかぶるアイテムもありますがいくつかモデルを。 定番の5B JKT。極力芯を使わない柔らかい仕様が好みなので、こちらは生地と相まってかなり着心地がマイルドです。肩肘張らない感じ。 詳しくはリネンver.で伝えた分がありますが、アンバランスさも織り交ぜた一着で、「ザ・テーラード」なjktとは少し異質の一着。 19cフレンチヴィンテージから起こした一着。KLASICAではかなり珍しいほぼリプロダクションのモデル。ただ、特段人気があったとかレア!とかではなく、その原型があまりにも良かったこと、そして10回も袖を通したら生地はもう破れてしまいそうだったこと。売れなくてもいいからこれを残せないかなーという思いで生まれたモデルです。ミュージシャンのアトリエジャケットだったとされている。  ゆったりした身幅と短めの丈、ワイドアームの一着。肩線の傾斜や、肥大化するモバイルサイズに合わせたポケットスレキサイズなど、現代の体格や生活に合わせて原型は少しだけ変更しています。  今季はヘムを全て断ち切りにして、ほつれる糸の美しさも楽しんでいただこうと思いました。 3タックの急角度なテーパード。ヒップやワタリのゆとりに対して、裾幅は潔い細さでメリハリのあるシルエット。サイドで削る分量は控えめに立体的にテーパードラインを作っています。スラブクロスのソフトさはこのモデルにもハマり、ある意味何とも似合いそうな、そんなニュートラルな仕上がりです。  ハイウェスト気味なので、こちらサスペンダーと合わせていただくのもおすすめしたい。それも想定したベルトループの位置設定です。そして私物で試したのですが、本来のレギュラー丈をぐっと短めにくるぶし上丈に変えても良い感じになりました。

20SS DOUBLE FINISHED LINEN SERIES

今季のメインマテリアルの一つ。 40/1のリネン平織りに樹脂コーティング。縫製後、さらに黒顔料をかけて、光沢を抑えて仕上げたシリーズ。アンティークのドレスウェア的な質感を求めたもの。 爽やかな春夏のリネンのイメージを逆にいくような仕上げですが、ベース素材のリネンは実は軽めのもの。生地強度を増す方法として、古くは卵白を塗ったりする加工までさかのぼれるようなのです。着ていくことで顔料が剥がれ落ち、次の樹脂層が覗いてきます。シワの箇所が擦れると例えばレザージャケットのような変化、全体的にムラとして落ちいくと、重層的な様々な黒のトーンが現れる仕掛け。 セットアップももちろん、モノトーンでまとめたり、VINTAGEピースやミリタリーアイテムなどとも相性がいいと思います。 通常、この辺りのラインナップはナッツボタンを使用するところですが、染めの工程で割れ、欠け、変形が起きやすいので こちらは樹脂ボタンを手付け後に製品染めをかけています。 いくつかモデルを紹介してみます。 着た感じはこのWEBのコレクションをチェックしてみてください。 (今季のルックは90年代前半なイメージで室内のポートレート的な撮り方をしたので、若干荒い画像です。) ご質問など、メールにて… KLASICAのベーシックモデルの一つ。ですがディテールは変則的なジャケットです。 緩やかにカーブをもたせた前合わせにつながる少し高め設定の衿や動作分を加えた変形アームホール、(昨今下火な)位置設定の袖ハギなど、袖を通すと見えてくる要素が盛り込まれています。フィット感はレギュラー。 KLASICAの定番のロングコート”CHRONO”から派生したモデル。 総裏仕立てでしたが、縫製使用を全て変更して一重の仕上げに。レングスもハーフ丈にカットして軽くしたもの。 生地のozも含め、シャツコートとしての着方も提案したいモデル。 タンクトップにロールアップしてショーツと合わせるのも良さそう。 ベル型のAラインは健在。変化多めのラグランスリーブはサイズ選びが悩ましいというコメントをいただくことが多いですね。 取り外しの効くサスペンダーがつくトラウザーズ。BARREL という名の通り樽型シェイプのクロップドレングス(丈は人にもよるのでまあ言えるのは通常よりも短めってことです)。シルエットとディテールがしっかりしているので、シンプルなカットソーやジャケット、シャツ、もうそれだけで一つスタイルができるんじゃないかと思います。 定番としてリリースが続くスカート。いくつかの素材違いでお持ちのかたもいらっしゃいますよね。 (画像は染め前のもので裏地は白いまま。これが染まってチャコールグレーになります。)バイアスカット目一杯のシンプルなパーツ構成でボリュームを作り出していますが、来た時に覗く足元がスッと見えるデザインになっています。 バルーンの重みとカットの軽さ。相性ワルそうなのに実は真逆の結果。 マイナーチェンジで現在は4代目の”butter”系スカート。klasica の普遍の一着です。